2015年10月アーカイブ

内容は、タイトルが説明する通りです。
但し、2012年に書かれた本ですので、その時点までのことしか書かれていないことは、覚えておいた方がいいと思います。

同じ著者の「ザ・クオンツ」の原著がアメリカで出版されたのが、2010年2月。
邦訳はその6ケ月後の2010年8月に発売。

今回の「ウォール街のアルゴリズム戦争」の原著(原題「ダーク・プールズ」)がアメリカで出版されたのが、2012年6月。今回の邦訳が出るまでに3年以上かかっています。
その間に、同種のテーマを扱った本では以下のようなものが出版されています。

  • 「アルゴリズムが世界を支配する」(原著2012年8月、邦訳2013年10月出版)
  • 「フラッシュ・ボーイズ」(原著2014年3月、邦訳2014年10月出版)

今回邦訳の出る「ウォール街のアルゴリズム戦争」については、原著が発売された直後に購入して読んだのですが、当然今はその頃よりも更に競争が激化していると思われます。


「ザ・クオンツ」を読んで面白いと思った人、トレードやギャンブルといった分野の自動化、コンピュータ将棋などに興味がある人は買って損はないでしょう。

原著は読みましたが、いちいち辞書は引きませんでしたし、自分の語学力では勘違いして読解しているところも多いと思っています。
邦訳が出版されるのを随分と長いこと待ちました。「ザ・クオンツ」とは翻訳者も出版社も違いますが、発売日には買って読んでみようと思います。


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