映画「冒険者たち」1967年

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フランス映画の「冒険者たち」を最近観る機会があったので、感想を少々。

実は、この映画を5回以上観ていると思います。

初めて観たのは、レティシアの甥の少年と同じくらいの年齢だったとき。
その後、ジョアンナ・シムカスが演じたレティシアと同じくらいの年齢だったときにも観ているし、アラン・ドロンが演じたマヌーと同じくらいの年齢だったときにも観ている。
そして今回、リノ・ヴァンチェラ演じるローランとそう変わらない年齢となって観てしまったわけです(笑)
その時期によって、自分が感情移入する登場人物も微妙に変わっています。

何回も観ているわりには、伏線が張られているのに、それに気が付かなかったことが今回わかりました。
もしかしたら、気になっていたのかもしれませんが、昔はインターネットもなかったので、調べることが困難だったので、そのうち忘れてしまったのかもしれません。

その1
物語の後半、発見した財宝をめぐり、ギャングと争いになります。
これ、実はコンゴ動乱の時に、富豪をジープに乗せ、飛行場まで護衛した傭兵だったんですね。
傭兵くずれのギャングだったのでしょうか?

ギャングのボス(傭兵隊長?)を演じるのはハンス・メーイヤーという役者さん。
ドイツ系の南アフリカ人とのことなので、言葉の訛り、風貌など、役柄にピッタリだったのかもしれません。

その2
1967年の映画なのですが、物語で描かれた時代は1965年~1967年のようです。
物語の前半、日本映画のポスターが登場しますが、それは1965年の「戦場にながれる歌」のポスターだったので。

傭兵くずれのギャングといい、主人公たちのグループに入る元パイロットといい、コンゴ動乱(1960年~1965年)が収束してからも、ずっと現地で網を張っていて、財宝を手に入れる機会を執念深く狙っていたようです。その執念が怖いです。
後述しますが、金額が金額なので、欲望に取り憑かれてしまったのでしょう。

その3
金額的なこと。

  • エッフェル塔の下を飛行機でくぐり抜ける賞金として、2500万フラン。
  • 財宝を発見する前、カジノで賭けたなけなしの金額が350フラン。
  • 財宝が5億フラン。
  • 財宝発見後に、ドロンがカジノで平然と賭けた金額が1000フラン。
これは現在の貨幣価値だと、幾らくらいと考えればいいのでしょうか?

当時はブレトン・ウッズ協定下の固定相場制だったので、交換レートを調べました。

▼ウィキペディア英語版

1ドル=360円
1ドル=4.9371フラン
したがって、4.9371フラン=360円
つまり、1フラン=72.9172996円

上記のそれぞれの金額を円に換算すると

  • エッフェル塔の下を飛行機でくぐり抜ける賞金として18億2293万2491円
  • 財宝を発見する前、カジノで賭けたなけなしの金額が、2万5521円
  • 財宝が364億5864万9815円
  • 財宝発見後に、ドロンがカジノで平然と賭けた金額が7万2917円
もちろん、1960年代の物価と現在の物価は違います。
今の貨幣価値に直すと、上の金額を数倍~10倍したものになるのではないでしょうか?
(当時の日本の大卒初任給で2万円程度。週刊誌が50円程度)

死人が出るくらいの金額だというのも納得できますし、島を買い取ることができるわけです。

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