当たり馬券配当30億円、外れは経費?...裁判(その2)

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ハズレ馬券が経費になるか?という点については、今回のサラリーマン氏の他に以下の様な事例があります。

(1)大橋巨泉氏

税務署に対して、ダンボール一杯のハズレ馬券を見せたが、ダメだった、とか。
高橋源一郎著の「平凡王」他で、同じエピソードが紹介されている。

(2)UPRO

刑事告発前に日本での責任者だった英国人社長は出国。
報道では、「課税処分に異議を申し立てている」とあったが、その後の経緯は不明。

(3)ほはてい氏

きちんと、経費として申告するが認められず。
税務署の壁は厚い。
今回の事件が追い風になればいいと思うのですが・・・

課税処分の取消を求めて、ガチンコでやろうとすると、どうなるか?
以下のような場で、言い分をぶつけなくてはいけません。

  1. 税務署に異議申立て
  2. 国税不服審判所に審査請求
  3. 地方裁判所で裁判
  4. 高等裁判所で裁判
  5. 最高裁判所で裁判
1でダメなら2,2でダメなら3、3でダメなら4、4でダメなら5・・・
勝とうと思えば、税理士や弁護士に依頼する必要があるでしょうし、時間と費用とエネルギーがかかります。
また、格好のマスコミネタになるので、プライバシーも犠牲にする覚悟がいるでしょう。

そうしたことを考えると、ほはてい氏のような行動はなかなか取れることではありません。
報道によれば、今回のサラリーマン氏が申告しなかったとのことですが、同情してしまいます。

また、外れ馬券を経費として認めれば、拾った外れ馬券でも経費になるので、マネーロンダリングや脱税がやり放題だという意見もあるようです。
これは論理の飛躍で、さすがに拾った馬券では「その人が買ったことを証明できない」ので、経費扱いにはならないでしょう。
なにしろ、領収書でさえ、反面調査などチェックが入るのですから。

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